結論:規模と目的で、選ぶものは3つに分かれる
先に結論を書く。「結局どれを入れればいいのか」という疑問には、事業の規模と目的によって次の3パターンで答えられる。
- 一人で全部やっている人 → 汎用の生成AIを1つ導入したうえで、クラウド会計を組み合わせる
- 人を雇い始めた小規模法人 → 業務ごとの専用SaaSを1つずつ足していく
- まずは小さく試したい人 → 無料プランの生成AIとCanvaから始める
それぞれのパターンに対応するツールへのリンクは、下の比較表および各見出しの中にまとめている。
比較表
以下、実際に自分が使っているかどうかを含めて一覧にする。スマホでは横スクロールして確認してほしい。
| ツール | 月額目安 | 何が自動化できるか | 非エンジニアでも使えるか | 日本語対応 | 実際に使っているか |
|---|---|---|---|---|---|
| Claude | プランによる | 文章作成・要約・業務の指示ベースの自動化 | ○ | ○ | 使用中(画像系以外はこちら) |
| ChatGPT | プランによる | 同上 | ○ | ○ | 使用中(モックアップ画像など画像系) |
| Gemini | プランによる | 同上 | ○ | ○ | 使用したことあり |
| Canva | 無料プランを使用中(有料のCanva Pro: 月額1,200円 / 年額1,800円) | SNS画像・資料デザインの制作 | ○ | ○ | 無料プランを使用中(Proは未使用・紹介のみ) |
| ConoHa AI Canvas | 要確認 | AI画像生成 | ○ | ○ | 未使用(紹介のみ) |
| マネーフォワード クラウド | 商材により幅あり | 銀行・カード連携による自動仕訳 | ○ | ○ | 使用中 |
| freee | 要確認 | 同上 | ○ | ○ | 未使用(紹介のみ) |
| Shodo | 月次売上の25%(継続報酬型) | 日本語のAI文章校正 | ○ | ○ | 未使用(紹介のみ) |
それぞれのツールを詳しく
汎用の生成AI(Claude / ChatGPT / Gemini)
この3つは、業務の指示を日本語で出すだけで、文章作成や要約、簡単な自動化の土台になる汎用ツールという立ち位置になる。何に向くかは用途によって変わるが、まず1つを毎日の業務で触ってみることが選び方の近道になる。
実際の使い分けとしては、モックアップ画像など画像系の作業はChatGPT、それ以外の文章作成や業務の自動化はClaude、という形に落ち着いている。Geminiも試したことはあるが、日常的な使い分けとしてはこの2つが軸になっている。
実際にClaude Codeで秘書業務を自動化した詳しい経緯は10以上の事業を1人で回す経営者が、秘書業務をClaude Codeで自動化した話で紹介している。
デザイン・画像の自動化(Canva)
テンプレートを使うことで、SNS投稿用の画像づくりにかかる手間を減らせる。一度テンプレートを作ってしまえば、以後は文字を差し替えるだけで済むようになる。
実際に使っているのはCanvaの無料プランで、有料のCanva Proは使っていない。無料の範囲でも、テンプレートさえ作ってしまえば、文字や写真を差し替えるだけでSNS投稿用の画像を用意できている。「まず無料プランで、どこまでできるか試してみる」という選び方の実例として書いておく。
SNS投稿の下準備の具体的な手順は非エンジニアでもできる、生成AIでのSNS投稿下準備で詳しく解説している。
AI画像生成(ConoHa AI Canvas 等)
写真素材をうまく用意できない場合に、日本語で使えるAI画像生成サービスという選択肢がある。
自分自身は使用していないため、この節では使用感を書かず、あくまで選択肢としての紹介にとどめている。
経理・請求の自動化(マネーフォワード クラウド / freee)
銀行口座やクレジットカードと連携させることで、日々の仕訳の一部を自動化できる。この分野は経理コンサルティング事業も手がけている立場として、実務経験を反映しやすい領域になる。
実際に使っているのはマネーフォワード クラウドで、銀行口座やクレジットカードとの連携によって、これまで手で打ち込んでいた仕訳の入力作業が断然楽になった。freeeは使っていないため、比較のための選択肢として紹介にとどめる。
※運営者は経理コンサルティングの仕事もしているが、このブログではその案内はしていない。
文章校正(Shodo 等)
日本語のAI校正サービスは、SNSやブログの運用と相性がよい領域になる。
選び方の3つの軸
- 今いちばん時間を取られている業務から選ぶ(ツールから選ばない)
- 無料プランで試せるかどうかを確認する
- やめる時に困らないか(データの持ち出しやすさ・解約のしやすさ)を見ておく
実際にツールを選ぶときは、まず使ってみて、それが自分の業務で本当に使えるかどうかで判断している。過去に導入してみたものの結局使わなくなったツールもいくつかあり、無料の範囲で試してみて「やっぱり必要ない」と感じたもの、無料の域から出ないまま、それ以上使いこなせなかったもの、有料にするほどの必要性を感じなかったもの、というのがその主な理由になっている。
よくある質問
非エンジニアでも本当に使えますか? コードを書く必要はなく、日本語で指示を出す形で使えるものが中心になる。
全部入れると月いくらになりますか? 表内の月額を積み上げれば概算できるが、いきなり全部を入れる必要はない。まず1つから試すことを勧める。
無料版でどこまでできますか? ツールによって幅があるため、この記事の各見出しで無料の範囲についても触れている。
セキュリティは大丈夫ですか?顧客情報を入れていいのでしょうか? 顧客の個人情報など、機微な情報の扱いには慎重になるべきで、各サービスの利用規約・プライバシーポリシーを確認したうえで判断してほしい。
まとめ:まず1つだけ入れる
すべてを一度に導入する必要はない。むしろ「全部入れる」ことを目的にすると続かない。今いちばん時間を取られている業務を1つ選び、そこに合うツールを1つだけ試してみることを勧める。
実際にどう自動化を組んでいるかの詳しい実例は10以上の事業を1人で回す経営者が、秘書業務をClaude Codeで自動化した話を、SNS投稿の下準備の具体的な手順は非エンジニアでもできる、生成AIでのSNS投稿下準備をあわせてどうぞ。